歯周病ケア

すっかり秋めいてまいりました。過ごしやすくなってきましたね。

奥沢駅前でも本日、明日とお祭りが催されるようです。祭りというのはやはり賑やかでいいものですね。

 

タイトルの通り、再び歯周ケアについてです。今回は実家の愛犬(パグ、6歳、不妊雄)を例に検査の流れと歯周病についてのお話です。

うちのワンコも年齢を重ねるごとに口臭がきつくなってきました。口臭を軽減するガムや歯磨きで対応しておりましたが、高齢になる前に一度しっかりと治療しようという事で先日、処置を行いました。

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処置前の口腔内

画像が粗くてすいません。まずは視診検査です。歯並びや歯石の沈着程度、歯肉の状態などを見ていきます。

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チオール濃度 判定は4

次いでチオール濃度検査に移ります。歯石や歯肉の見た目ではそこまで酷くはなさそうでしたが、口腔内にはやはり菌が増殖している可能性が高そうでした。

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口腔内に齲歯(いわゆるムシ歯)を確認

麻酔をかけた状態で再度精査です。歯周ポケットの深さや歯肉の状態を綿密に確認していきます。一番奥の歯(第二後臼歯)に齲歯を見つけました。この歯は抜歯します。

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スケーリング処置後

麻酔下で歯の表面についた歯垢・歯石を除去したところです。歯周ポケット(歯グキと歯の間)も道具を使ってしっかり歯垢・歯石を掻き出しています。

この後に研磨という作業を行なって終わりです。終了までは1時間程度でした。

麻酔下で歯・歯周ポケットの歯石除去→洗浄→研磨→洗浄を全ての歯の表面・裏面と行なっていきます。また麻酔下では歯の正確なレントゲンを撮り根尖部の状態を精査する事もできます。

歯周病の進行が認められる症例ではやはり不動化状態(麻酔ないしは鎮静下)での治療が最も効果が高いと考えられます。

あまり進行していない歯周病や表面の汚れに対応することだけを目的とし、おとなしい子なら無麻酔での処置も1つの方法です。

口腔内の状況次第で処置にかかる時間がだいぶ変わります。何本も抜かなければいけない歯があったり傷口を縫い合わせる必要があったりすれば処置時間が長くなる事もありますが、おおよその目安は1〜1.5時間程度になります。

 

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食欲の秋が始まります。愛犬・愛猫の口腔ケアをしっかりと行い、美味しいものを一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。